少林寺拳法の乱取りのルール
少林寺拳法の乱取りのルールを紹介しています。本気の運用法である乱取りというのはどういったルールがあるのでしょうか。
乱取りのルールとは
防具の着用
少林寺拳法の乱取りというのは空手でいう組手のことです。少林寺拳法専用のヘッドギアや胴のプロテクターといった防具をつけたうえで殴り合いを行います。
禁止事項
殴り合いといっても本気の殴り合いではなく制限はあります。攻撃方法は突きや蹴りのみですしフックやローキック、肺キックは禁止です。
大会はトーナメント形式
技の攻防を披露し審査してもらう演武は「発表会」のようなものですが、乱取りは「試合」という形式をとっており大会ではトーナメント方式で行われます。
ポイント制
強い突きや蹴りの一撃が面か胴に入れば有効でポイントが加算され、どれだけ多くポイントが取れるかを競うことになります。
攻守に分かれる
試合は攻撃側と守り側に分かれ、守り側は攻撃側が攻撃してこなければ攻撃してはいけないルールです。少林寺拳法というのは後から攻撃したほうが勝つという論理に基づいているためです。
近年の乱取りの動向:
乱取りの練習頻度というのは道院によって違います。道院によっては乱取りをほとんど行わないところもありますので、事前に入る道院が乱取りを重視しているところなのかどうか調べておきましょう。ただ近年は乱取りよりも演武重視の道院ばかりになって、乱取りを重視するところは減りました。