少林寺拳法の段位
少林寺拳法の段位について詳しく解説しておこうと思います。少林寺拳法特有の段位の種類や決まり、規則などがよくわからないという方は見ておいてください〜。
段位の種類
少林寺拳法の段位、いわゆる有段者資格というのは次に説明する2種類あります。
武階
拳法の修業の進み具合を示す「武階」と呼ばれるもの。
法階
「武階」に精神面の成長度合いを加えた「拳禅一如」の修養の段階を示す「法階」と呼ばれるもの。
例えば少林寺の有段者は「准拳士 初段」や「少拳士 二段」のように呼称されますが、この例の准拳士や少拳士が法階にあたり、初段や二段が武階にあたります。そして全ての武階、段位を昇格していく順番通りに並べると以下のようになります。
- 准拳士 初段
- 少拳士 二段
- 中拳士 三段
- 正拳士 四段
- 正拳士 五段
- 大拳士 五段
- 大拳士 六段
- 准範士 六段
- 准範士 七段
- 正範士 七段
- 正範士 八段
- 大範士 八段
- 大範士 九段 師家
最後の「師家」というのは少林寺拳法グループで総裁のみに与えられる役職のことです。
柔道や空手は少林寺でいう武階だけで法階はありません。法階というのは精神修養に重きを置いている少林寺拳法ならではの概念ですね。