少林寺拳法と空手の違い

少林寺拳法と空手の違いについての説明です。どちらも格闘技ということでは共通していますがどういった違いがあるのでしょうか。

 

 

少林寺拳法には流派がない

空手と一口にいっても実は色々な流派があってそれぞれ訓練方法や試合規則が異なります。そのため空手を始める場合は自分がどこの流派で教わるのかというのを決めなくてはいけません。

 

それに対して少林寺拳法というのは総本部が定めた訓練方法や試合規則で一本化されているので全国どこでも画一的に技術を学ぶことができます。

 

少林寺拳法は護身が目的

また一般に打撃系が主体となる空手ですが、少林寺はどちらかというと柔術の色が強いです。突きや蹴りなど打撃技もありますが、そこからの投技や関節技などの連携が最大のうりなのです。(空手も流派によってはそのような特徴のものもあります)

 

つまり空手よりも身を守ることに重きを置いているのです。主に相手からの攻撃を受けてからの対処法を教わっているイメージですね。

 

少林寺拳法は精神的な教えを重視

また空手よりも精神的な教えを重視しているという点も特徴的ですね。【少林寺拳法とは?】でも解説していますが拳法を通して平和で理想の社会造りに貢献できる健全な心身を作り上げるということが目的となっています。

 

少林寺拳法は競技ではない

空手では「組手」といって必ず対戦相手がいるものですが、少林寺では「演武」といって2人一組(「組演武」という)または団体で組み、鍛錬した演武を披露し審査してもらいます。つまり空手のように競うという側面も弱いのです。

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